2年前に他社にて塗装した屋根。
遠目から見るとぱっと見はキレイです。
でもよく見ると・・・
屋根が割れて雪止めがゆがんでいます。
繋がっているワイヤーはテレビアンテナの固定の線かと思いましたが、
屋根の上にアンテナがあったことはないそうです。
それなら塗装してあげるよりも撤去した方が親切ですよね。
あちこち本当にたくさん割れています。
割れたところに塗装されているということは塗装時にも割れていたことがわかります。
割れやすい屋根材なので塗装作業しながら割れた可能性もあると思います。
塗られていないところは塗装後に割れたところです。
ここは割れが深いですね↓
スレート屋根というのは半分くらい重なって葺かれています↓
だから割れたことがすぐ雨漏りに繋がるわけではありません。
ほんの少し欠けている程度なら塗装で様子を見る場合もあります。
ですがここまで割れていると・・・
赤矢印のように雨水がつたってしまいます。
そして防水紙の釘穴からジワジワ侵入しジワジワ雨漏りしてしまいます。
今回の屋根材はコロニアルネオという非常に割れやすい屋根材なんです。
お客様は『塗れますよ』と言われたそうです。
確かに塗れるかもしれません。
でもリスクはお客様に説明するべきではないでしょうか。
結局2年足らずでカバーすることになりました。
きっかけは雪止めが取れかかっているのが下から見えたからだそうです。
雪止めだけを交換すればいいのか、
他にも必要な工事があるのかというお問い合わせでしたので、
写真を見ていただいてカバー工法をおすすめしました。
他にも、
下屋の雨樋がなくなっていて雨水が直接屋根に流れ出ています。
外れた雨樋は家の横の通路にありましたので
調色して塗装して戻しました。
全体的に不親切ですね。
ワイヤーも撤去して完成した屋根がこちら✨
もう安心です(*^^*)
屋根の劣化が激しかったり、築年数を考慮してカバー工法を勧めることは少なくないです。
その時お客様から
『ほかの業者さんは塗れるって言ってましたよ。
それにこんなに高い見積もりじゃないです。』
と言われることがあります。
塗料よりも板金の方が材料費が高いので当然見積もりは高額になります。
決して業者が差額分設けているわけではないのです。
お勧めするには根拠があります。
今回のお客様のように2年足らずで再工事が入るような事態を防ぐためにも
的確にご提案していけるよう最善を尽くします!!
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